私は、ものごころついた時から「女の子ならこう」「男だったらこう」みたいな価値観に違和感を持ってました。
何かきっかけがあったのかなぁ~?と思い返していたら、今日ふっと頭に浮かんだばーちゃんの話があったのでここに書いておきます。
おとこのしごと?
ばーちゃんが20代後半の頃のはなし。
かーちゃんが5歳くらいの頃のはなし。
当時とても貧乏で、子供の食費を稼ぐ方法を考えていたばあちゃんは、セメント会社でコンクリート工?として働くことを思いついたらしい。
当時、それなりに稼げる仕事だったと。
でも、コンクリート練りの仕事は”おとこがやること”ってみんな思ってた。
それでもばーちゃんは男だらけのセメント会社に乗り込んで、断られた時にこう言った。
「おとこのしごと?なにそれ?とりあえず1カ月雇ってから決めて。こちとら子供を食わせにゃならんのよ。」
で、しぶしぶ承諾されたばーちゃんは必死に働いた。どの”おとこ”よりもコンクリートを練った。
結果、3年働いてたくさん稼いで辞めたんだって。
結局あの会社が求めていたのは”おとこ”じゃなくて、”仕事ができる人”。嫌っていたのは”おんな”じゃなくて”仕事になじめない人”だったんだよねぇ~。世の中、そんなもんよ。
って、孫の私に昔話として話してくれた。
タフなばーちゃんは、私に対しても「女ならこう」「男ならこう」という言い方をすることがなかった。
女らしさでも男らしさでもなく、自分らしさ
まぁそんなこんなで、私は「女子力たかぁ~い♡」とか「泣くな!男だろ!」とかの言葉に違和感をもつ大人になりました。
すべては役割。出来る人、得意な人がやったらいいよね。
性別やら年齢やらの外野が決めたイメージは無視して、自分がどうありたいのか・どうしたいのかだけを考えて輝ける社会になったらいいよね~。
ま、とにかく。ばあちゃんには感謝してる!
っていうはなしでした。おわり!
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